神奈川中央交通 自転車搭載可能バス(Bicycle-Carrier)

今回は『神奈川中央交通』関連の話題です。

神奈川中央交通では2009年3月26日から『自転車の搭載が可能なバスの実証実験』を行っています。そのエリアは主に茅ヶ崎駅南口~辻堂駅南口、茅ヶ崎駅南口~茅ヶ崎駅南口(循環)の東海道線より海側に面したエリアになります。

具体的には、バス前面に2台分の自転車用ラックが設置されており、そのラックに自分で自転車を乗せてバスに乗車することが可能という物です(具体的な利用方法はこちら)。ちなみに自転車搭載の料金は100円だそうでうす。

なお、該当路線でも全てが自転車が搭載可能なバスではありませんので、上記リンクで表示される時刻表での確認が必要です。

尚、全体的なスケジュールとしては8月31日まで実証実験を行い、9月1日からの本格導入を目指すそうです。

自転車搭載可能バス。塗装も特別仕様です

自転車搭載可能バス。塗装も特別仕様です

これが搭載キャリアです。手間に引き出して使います

さて、この自転車搭載可能バスなのですが、正直どうもピンと来ません。環境保護という観点での取り組みでは、このような取り組みがあるべきと思います。また、平地が多く海岸線にサイクリングロードがあり自転車利用率が非常に高い茅ヶ崎という場所も、まぁ理解ができるのですが、それでも、本当に利用者がいるのかピンと来ないです。

まず、バスの走行距離が短すぎます。距離的には起点から終点でも6,7kmしか無いと思われます。バスに乗せるなら自分で自転車で走ってしまった方が早いと思います。また、雨の日やお酒を飲んだ後にというのも、自分だったら利用するか?と聞かれれば正直NOです。

確かに欧米ではこのようなバスが多く走っていて、私も自転車を搭載している人を良く見かけます。それと日本の違いを考えてみます。

2週間ほど前ドイツ フランクフルトでSバーンという近郊電車に乗ったのですが、普通に電車に自転車を乗せていました(むき出しの状態)。車内に自転車に乗るスペースが確保されしっかり指定されています。また、周辺の乗客もそれを普通だと思っています。一方で、日本では電車に自転車を載せるために環境が作られていないと思います。

次に私自身が過去に乗ったバスでは、実際に専用ラックに自転車を搭載している人をバンクーバーやホノルルで見ました。どちらの都市もドイツ、フランクフルトとは違い、鉄道が整備されていなく、バスが比較的中長距離を運行しています(最低でも10km単位)。さすがに10km単位だと自分で走行するよりバスに乗せる意味も出てくるのと思います。

今の日本の現状をみると鉄道が整備されているので、バンクーバー、ホノルルよりフランクフルトに近い状態だと思いますので、まずは、バスよりも鉄道に自転車を載せやすい環境を作った方が環境には効果的だと思います。

ただ、日本とドイツの電車の違いは混雑度です。比較的空いている休日の昼間でもドイツの近郊電車と東海道線では混雑度が違います。仮に東海道線に自転車を載せたら大変な事になりますね。個人的には、日本の環境では電車・バスに自転車を持ち込むのは少し無理があると思います。

いずれにせよ、上記は私の個人的感想ですので、今後の本格展開は実証実験の結果がどうなるか?に掛かっていますね。

こちらは普通塗装のキャリア付きバス

こちらは普通塗装のキャリア付きバス

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