Vodafone 902SH (自作着うた編)

注意:このページの方法を利用して第3者の著作権を侵害するような事は絶対にしないでください(例:市販CDから「えせ着うた」を作成したものを個人利用の範囲を超えて、インターネットで配布するなど)。

先日、紹介したVodafone 902SHを使い今回は「着うた」の作成に挑戦してみました。

着うたというのは元々auが最初に始めたサービスで、携帯電話の着信音を音楽そのものにしてしまうと言うものです。着うた自体は携帯電話のWeb機能を使って有料でダウンロードしてくるのが普通なので、自分で演奏した音楽等を含めてWebで提供されていない曲は着うたに登録することはできません。

とはいうものの、独自の着うたを作ろうというのが今回の主旨です。まず、この分野についてはあまり基礎知識がなったのでWebで色々調べると、本来着うたは、拡張子がamcのファイルを使用するそうなのですが、このamcのファイルにはセキュリティーがかかっているため自分で作ったamcファイルを携帯電話に登録することはほとんどの携帯電話ではできないようになっているようです。

そこで世の中では「えせ着うた」というのが自作の主流になっているようです。「えせ着うた」というのはSMAFファイル(拡張子はmmf)を利用した着うたでamcファイルよりは音質や時間の制限があるようですが、実際には十分な音質で楽しめると言うのがこの「えせ着うた」のようです。もともとこのSMAFファイルは携帯電話内に入っているYAMAHAの音源チップ用の着メロ用ファイルの形式です。詳細はこちらに情報が載っておりますのでこちらを参照してください。さて、「えせ着うた」の作り方ですはインターネット上に色々紹介されておりますが、今回は2004年12月にYAMAHAから公開されたWSD(Wave SoundDecorator)というWaveファイルからSMAFファイルを作成するソフトを使用してみます。基本的はこのソフトにはWaveファイルの切り取りなどの編集機能もついているのですが、あまり高機能では無いのでこの部分は別のソフトを使って行うことにします。具体的な流れは以下の通りとなります。

(1)Waveファイルの準備(2)Waveファイルの編集(3)WaveファイルからSMAFファイルへの変換(4)携帯電話への転送

という手順になります。以下順を追って説明します。

1.Waveファイルの準備

まず、Waveファイルを準備します。通常は音楽CDから取得します。音楽CDからWaveを取得する方法ですが、今はほとんどのPCにCD-R/RWドライブが内蔵されており、その書き込みソフトに音楽CDからWaveファイルを取り出す機能があると思いますので、その機能を使用します。もし、書き込みソフトが無い場合やWaveファイル取り込み機能が無い場合は、こちらのCD2WAVE32などのフリーソフトを使う事でも可能です。このセクションのやり方の詳細はGoogleで”CD” “リッピング”などの言葉で検索すれば多くのホームページでやり方が紹介されているので、ここでは詳細は省略します。

2.Waveファイルの編集

最終的に完成するSMAFファイルの最大ファイルサイズ制限というがあり、このファイルサイズは機種ごとに違ってきます。こちらのページに各機種ごとのファイルサイズ制限の一覧表が載っております。SMAFファイルのファイルサイズですが、基本的には音質、曲の長さでファイルサイズが決まります。Vodafone902SHの場合は300kbyteのようです。また、約24秒のWaveファイルを最大音質(24000Hzのサンプリング周波数)でSMAFファイル変換すると約300kbyteのようです。時間が半分になればファイルサイズも半分又は音質を半分にしてもサイズは半分になると考えてください。(時間、音質共半分にすれば1/4です。)

このステップでは1曲分のWaveファイルから、自分の抜き出したい部分以外のカットや、ノイズになりやすい低音部のカット音量の調整をします。実際に使ったソフトはこちらの「SoundEngine FREE」です。かなり高性能でなかなか良いソフトです。

(2-1)抽出したい部分の選択

「えせ着メロ」にしたい部分を選択します。

(2-2)切り抜き

(2-3)このようになります

(2-4)続いてフィルターで低音カット

(2-5)1kHzHPFを選択

(2-6)続いて音量を半分位に下げます

(2-7)-3dBを選択

(2-8)最終的にはこのようになるので、名前をつけてWaveファイルで保存します。

3.WaveファイルからSMAFファイルへの変換

続いてWaveファイルからSMAFファイルへ変換します。上でも話をしましたがこれはつい最近YAMAHAからリリースされたWSD(Wave Sound Decorator) というソフトを使います。こちらの「ツール」からダウンロードしてインストールして使用します。

(3-1)Waveファイルのオープン

ステップ2で作成したWaveファイルを開くと下記のように変換するか?聞いてくるのでここはいいえを選びます。

(3-2)携帯電話内のYAMAHAのLSIチップの設定

目的の携帯電話が使用しているチップをこちらのページを参考に確認して、左上のチップ選択ボックスでMA-2/3/5のいずれかを選択します。Vodafone 902SHの場合はMA-5になります。

(3-3)再サンプリング

[Edit]-[Sample Type]を選択

(3-4)再サンプリング設定

WSDのヘルプに各LSIチップ毎の使用できるサンプリング周波数等が記載されていますので、それを参考に設定します。Vodafone 902SHはMA-5で最大周波数24000bps(モノラル)が可能なのでそのように設定します。

(3-5)音量調節

[Edit]メニューで[Select All]で全部選択して[Normalize]で自動的に最適な音量調整をします。

(3-6)曲情報登録

メイン画面のツールバー上の一番右端のボタンを押すと、曲情報の入力画面が出てきますので必要項目を入力します。この時にCODE TYPEをSHIFT-JISに設定しないとVodafone 902SHでは携帯電話でうまく表示ができないようです。

(3-7)SMAFファイルの保存

[File]の[Save]または[Save As]で拡張子がmmfのSMAFファイルを保存します。これで作成は完了です。

4.携帯電話への転送

最後にSMAFファイルを携帯電話へ転送します。転送する方法は以下のような方法があります。(1)Webサーバへアップロードして、携帯電話からダウンロード(2)メールに添付して携帯電話へ送信(3)PCと携帯電話を専用ケーブルで接続して転送(4)SDメモリカードなど外部メモリを通じて転送(1)(2)の場合は転送できるサイズに制限があったり、パケット代金がかかるのであまりお勧めはできません。Vodafone 902SHはSDメモリカードスロットがあるので、出来上がったファイルをSDメモリカードの\\PRIVATE\VODAFONE\My Items\Sounds & Ringtones へ入れて、それを携帯電話に装着し、SDメモリカードから本体のメモリへ移動又はコピーします。するとそのファイルを着メロとして設定できるようになります。実際の音質はVodafone 902SHの内蔵スピーカが性能がなかなか良いようで、綺麗な音で着メロを聞くことができます。

無事携帯で認識
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